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2023年4月20日

【DTM】Cubase12でオーディオファイルを読み込むには?

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みなさんこんにちは。
作曲家、音楽講師の植松ヨシヒロです。

このブログはDTMや作曲、その他音楽関連情報を中心に発信しております。

今回は、Cubase 12でオーディオファイルを読み込む方法について説明します。

Cubaseオーディオファイルを読み込む目的

Cubaseオーディオファイルを読み込む目的として、例えば以下のような場合が考えられます。

・自分もしくは歌い手さんが歌うためのカラオケ音源の読込
・ミックスダウンを行うため、パラデータまたはステムのWav読込
・マスタリングのため、ミックスダウン済み音源(2Mix Wav)の読込
・リミックス制作用の原曲素材諸々の読込
・DJ Mix作成のため、楽曲の読込
・楽曲制作で使用するオーディオ素材(ループまたはワンショット)の読込

Cubase等のDAWソフトにオーディオファイルを読み込む自体はさほど難しくありません。
注意点というか前提として、お使いのPC(内蔵もしくは外付けのディスク)に保存しているオーディオファイルのみ、読み込みが可能です。

オーディオトラックの追加

オーディオファイルを読む込む際にオーディオトラックも自動的に作成することができますが、
オーディオトラック単体を追加する方法も説明します。

Cubaseのオーディオトラックの追加方法は以下のとおりです。
方法その1〜3のいずれかで作成可能です。

・方法その1:+ボタン
・方法その2:右クリック
・方法その3:画面上のメニュー

※なお、ここでは「ステレオのオーディオトラック」を作成しています。
マイクやギターなど、ケーブルとオーディオ信号が1本のモノラル音源用の場合は
手順途中の「構成」で「モノラル」を選択してください。

【方法その1:+ボタン】

1:プロジェクトウインドウの「+」ボタン(トラックを追加)を押す

2:表示されるポップアップで、「Audio」のアイコンを選択

3:真ん中にある「構成」(モノラルかステレオを選ぶ)から「ステレオ」を選択

4:「トラックを追加」を押すとトラックが作成される

【方法その2:右クリック】

1:右クリックで表示される「Audioトラックを追加」を選択

2:表示されるポップアップで、真ん中にある「構成」から「ステレオ」を選択

3:「トラックを追加」を押すとトラックが作成される

【方法その3:画面上のメニュー】

1:画面上のメニューから「プロジェクト」→「Audioトラックを追加」を選択

2:表示されるポップアップで、真ん中にある「構成」から「ステレオ」を選択

3:「トラックを追加」を押すとトラックが作成される

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オーディオファイルの読み込み


Cubaseでオーディオファイルを読み込む方法は、以下のとおり、
その1〜4いずれかの方法で行ないます。

・方法その1:メニュー
・方法その2:オーディオプール
・方法その3:MediaBay
・方法その4:右ゾーン

ここでは、ステレオ形式のWavファイルを読み込みます。

【方法その1:メニュー】

カラオケなどのインストWavを読み込むならこの方法が一番シンプルな気がします。

1:画面上のメニューから「ファイル」→「読み込み」→「オーディオファイル」を選択

2:表示されるポップアップから読み込みたいファイルの場所(フォルダ)を参照、選択して「開く」を押す

3:「読み込みオプション」のウインドウが表示されるので
「プロジェクトフォルダーにファイルをコピー」にチェックを入れてから「OK」を押す
 ※プロジェクトとオーディオファイルのサンプリングレートが異なっている場合は「サンプリングレート」にもチェックを入れる

4:するとプロジェクト上にオーディオトラックが作成されてオーディオファイルが貼り付けられる

【方法その2:プール】

プールは、今開いているプロジェクトファイルで使用中のオーディオファイル一覧やその詳細などを見たり、オーディオファイルを読み込むことができます。

1:キーボードのショートカットで「CTRL+P」(Macは「command+P」)でプールを開く
※画面上のメニューから「メディア」→「プールを開く」を選択することで開くことも可能

2:表示されるウインドウで「読み込み」ボタンを押す

3:さらに表示されるポップアップから読み込みたいファイルの場所(フォルダ)を参照、選択して「開く」を押す

4:「読み込みオプション」のウインドウが表示されるので
「プロジェクトフォルダーにファイルをコピー」にチェックを入れてから「OK」を押すとプール上にオーディオファイルが読み込まれる。

5:プールからオーディオファイルをプロジェクト上に貼り付けることで、オーディオトラックが作成されてオーディオファイルが貼り付けられる

【方法その3:MediaBay】

MediaBayは、お使いのPC内蔵ディスクまたは外付けメディアに格納されているオーディオファイルを試聴したり、プロジェクトにファイルを読み込んだりする際に便利な機能です。
私は主に楽曲制作で使用するオーディオ素材(ループまたはワンショット)のストックを確認する際に使用します。

1:キーボードのF5を押して、MediaBayのウインドウを表示
※画面上のメニューから「メディア」→「MediaBay」を選択することで開くことも可能

2:ウインドウ左の「ファイルブラウザー」で読み込みたいファイルの場所(フォルダ)を参照、選択

※フォルダ名左の三角をクリックするとフォルダ内の階層(サブフォルダ)を開くことができる

3:画面中央右の「結果」にてフォルダの中身が表示されるので、ファイルを選択

4:ファイル名をダブルクリックすると「読み込みオプション」のウインドウが表示されるので、「プロジェクトフォルダーにファイルをコピー」にチェックを入れてから「OK」を押すとプール上にオーディオファイルが読み込まれる。

※またはプロジェクトウインドウ(あらかじめ作成済みのオーディオトラックがあればそのトラック上)にドラッグするとオーディオファイルが貼り付けられる。

【方法その4:右ゾーン】

プロジェクトウインドウの右ゾーンにファイルブラウザーを表示させて読み込みます。
MediaBayをまさに縦型にしたようなインターフェースで、コンパクトに使用することができます。

1:画面右上の「右ゾーンを表示/隠す」ボタンを押して右ゾーンを表示

2:「メディア」タブを開いて「ファイルブラウザー」のアイコンをクリック。
※画像のとおり表示される文字が欠けている場合がありますが、これがファイルブラウザーです

3:ファイルブラウザーを表示させ、読み込みたいファイルの場所(フォルダ)を参照、選択

4:ファイル名をプロジェクトウインドウにドラッグ。

もしくはファイル名をダブルクリックすると「読み込みオプション」のウインドウが表示されるので
「プロジェクトフォルダーにファイルをコピー」にチェックを入れてから「OK」を押すとプロジェクト上にオーディオファイルが貼り付けられる

あとがき

今回はCubase12でオーディオトラックの追加方法と、オーディオファイルを読み込む方法について説明しました。

Cubaseがバージョンアップを重ねていった中で様々な機能の追加やデザインの変更が行われてきましたが、一部の機能において「今までを踏襲した方法」と「新たに加えられた機能・方法」が共存していることがあります。
そういった部分のひとつが今回の”オーディオトラック追加方法”と”オーディオファイル読み込み方法”だったりします。
例えば「MediaBay」やプロジェクトウインドウの「右ゾーン」などは途中のバージョンから登場したように記憶しています。

今日紹介した方法を全て把握する必要はなく、状況に応じて自分の使いやすい方法を選んでいただけたらと思います。

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